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雨に降られてのadeamのレビュー・感想・評価

雨に降られて(1914年製作の映画)
2.5
チャップリンの自称初監督作品。
チャーリーが酔っ払って人妻にちょっかいを出したり、階段から転げ落ちたり、ホテルの部屋を間違えたりとドリフのコントにそのまま繋がっていくようなギャグを見せる前半はそれなりに楽しめますが平凡です。
しかし後半は夢遊病の人妻が登場することで、周りに迷惑をかけてばかりだったチャーリーが一転して迷惑をかけられる側となる怒涛の展開を見せ、観客が同情や愛着を感じながら笑えるキャラクターへと進化しています。
悲劇と喜劇は紙一重とするチャップリンの考えが裏付けられた瞬間を観られたような気がしました。
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