カシ

マダム・フローレンス! 夢見るふたりのカシのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

最後じんわりと涙してしまった

最初はマダムフローレンスのお金目当てで近付いた人々も、根が良い人であれば最後は彼女の人の良さ、ひたむきさ、素直さに折れて応援したくなっちゃうんだなあと

まあこれで彼女が最初からお金持ちでなければ、人も集まってこないのかも知れないけれども…

マダムフローレンスの「歌った事実は消えない」最高にポジティブでかっこよかった 自分の人生に悔いてない感じとても勇気がある

シンクレアに愛人(レベッカファーガソン!!)がいることは、映画の宣伝上「妻への献身的な愛」的なことを聞いていたので映画冒頭から正直ショックでハァアァーーー!!???と驚いたのですが、レコードが出回った挙句パブ?か何かでやいのやいのレコードを聴いてからかう若者に憤り、「ここで向こうに行ったらあなたとは終わりよ」と言ったキャスリーンに乾いた笑いを残して若者へ向かっていったシンクレア本当に格好良かった

その後キャスリーンを追っ掛けちゃうのがちょっと、正直にいうとちょーっと残念だったけど!笑

でも25年間もマダムフローレンスを批評から遠ざけるための根回しに奔走していた姿勢は本当にマダムを大事に思っていないとできないことだし、マダムが倒れた後のシーンは本当に心の底から慈しんでいる様子が大変涙を誘いました。ヒューグラント素晴らしかった

音痴音痴との前フリがあったので相当ハードルを下げていたせいか、マダムの最初の歌のレッスンシーンでそんなに音痴じゃなくない?全く音程取れていないことはなくない???と思ってしまいましたが、選曲に対して音域が全然追いついてないことはわかりました。MAMMA MIAでは普通に歌えていたメリルストリープ、本当は歌上手いだろうになあ〜

とてもハートウォーミングな作品でした
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