ソプラノ歌手になる夢を追い続ける、ニューヨークの社交界のトップにして音痴のマダムと、彼女を献身的に支える夫の愛を描いた伝記ドラマ。
表面だけを見れば、天然で自由奔放な老女が金にものをいわせて周りを振り回している話ですが、その裏にあるのは他人には理解できないであろう夫のとてつもなく深い愛の物語でした。
最後ちょっと泣けた。
彼女にとって音楽が生きる力であり、それを奪うことは命に関わると分かっていたから最後まで夢を見させてあげたんじゃないかなと思います。
そこまでさせる彼女の魅力みたいなのがあまり描かれてないのが勿体無い。
あとバスタブいっぱいのポテトサラダはちょっと笑った。
“モーツァルトはパンより大事なのに”
“愛の形は1つじゃない”
“ブラボー”
最愛の人が生きていてくれるならなんだってするし、財産なんて幾らでも出す。
本物の愛でした。