自分でもよくわからない変な涙が出てしまった…。
ものすごく感動するとか、胸を打たれるというわけではなかったのですが。
実話だと知って更にすごいなぁと感心しました。
フローレンスは音楽が生きがいであり、歌うことが大好き。
メチャメチャ音痴なので、歌ってるシーンは失礼ながら本当にププッって笑えてしまう。
本人は自分が音痴だと認識していなくて、夫が25年間、本人にバレないように異常と言っていいレベルで立ち回りまくるのだけど、今のネット時代だったら無理だっただろうなぁ。
正直言うと裸の王様状態で、周りが持ち上げてフローレンスを担ぎ上げてるのが、側から見ると少し切なくなってしまう。
逆に可哀想というか、憐れに見えるというか。
でも夢を見て幸せそうにしているマダムを悲しませたくないって気持ちもあって。
(マダムがすごくピュアで可愛らしい人なので、余計にそう思ってしまう)
あとどうしてもお金があれば何でも叶っちゃう世の中だなぁって思ってしまうけど、フローレンスはものすごく幸せ者なのか？って考えると、そうでもなくて。
何かいつも寂しそうにしていて、いつも満たされていないように感じた。
自分を満たすように一生懸命歌っている姿が愛おしくて、よくわからないけどジーンとしてしまう不思議な映画でした。
しかし音痴もさることながら、衣装もなかなかすごい(笑)
星がたくさん付いてるカチューシャ姿は流石に笑ってしまった…(100均ぽいというか^^;)
フローレンスが可愛いらしい人で、色んな人に愛されていたんだろうなぁって思える映画でした。
