綾

ジェネレーション・ウォーの綾のネタバレレビュー・内容・結末

ジェネレーション・ウォー(2013年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

大学生のとき、授業で紹介されたのをきっかけに観た。驚くほどあっという間の275分。観るまでは長すぎる…と思っていたけど、全くそんなことない。もう何回観たやろう。

いつ観ても、エンドロールの余韻に打ちのめされてしまう。心の中をかき乱されるような、ラストシーン。「クリスマスのベルリンで」始まりと終わりが同じシーンなの、たまらないね… 音楽もすごく綺麗。

人間の心は、こういう状況でこんな反応をするんやというショック。目も心も食い入るように5人を追うけれど、私はなにもわかってないんやろうなあと思う。その本当のところは。

ヴィルヘルムが存命だと示して終わるラスト、原題と併せてすばらしい。(たとえ物語そのものはフィクションだとしても)これは現実の、そう遠くない過去にあったことなのだと。ハッとする。

重くてしんどいけれど、なぜか、大好きです。
綾