にこまる

ジェネレーション・ウォーのにこまるのレビュー・感想・評価

ジェネレーション・ウォー(2013年製作の映画)
4.5
4時間半、すべてドイツ目線の戦争映画、ただ"Uボート"や"スターリングラード"と大きく異なるのは、五人の主人公と共にありとあらゆる視点を共有する事

ドイツ目線の映画だけど、何もドイツに限った話じゃない、連合国側も枢軸国側も世界中がきっとこの五人のような若者でいっぱいだったと思う

翻弄され続けた五人だけど最後にそれぞれが悔いのない選択をする事が強く印象に残った、選べた彼らはむしろ幸運なのかもしれない

戦勝国側のアクション映画の延長線にあるエンタメとしての戦争映画を否定しない、なんなら自分も大好きなジャンル、だけど常にフェアな視点で戦争を学びたいという気持ちだけは忘れないようにと思う。だからこそ、価値がある、ドイツにしか作れなかった、戦争の見方が変わる傑作、絶対マイナーな作品で終わっちゃいけない
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