ザ・ダンサーのKのレビュー・感想・評価

19世紀に活躍したモダンダンスの祖ロイ・フラーの半生。

アメリカ生まれのフラーは単身でパリに渡り、照明を使った演出をダンスに取り込み、斬新なダンスで観客、そして芸術家を魅了していく。

一方で、一世を風靡した頃に出会った、フラーにとっては教え子でありながらライバルでもあったイサドラ・ダンカンが、素の魅力で勝負する天才的ダンサーとしてのし上がって行く。

美しい舞台の演出と並行して描かれる愛と裏切り、アーティストの苦悩、実力の世界の厳しさ。

とにかくダンスのシーンに魅せられる映画。