ジェームズ

ニューヨーク 眺めのいい部屋売りますのジェームズのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

一人の若者に大して、煽り煽られてせめぎ立てる多くの人々に、急ぎすぎて不満の残ったまま家を売ろうとしていた自分たちを重ねたことで、進んだはずなのに閉ざされてゆく道をもう一度拓くことができた。「空騒ぎ」がキーワードだっただろうか。目まぐるしい変化に着いて行く努力は必要だし、人と関わるには自身の成長が必要だ。しかし変えなくてもいいものまで変えてしまう選択というものもあるのだと気付かされた。それを振り返り、考えるゆとりを、眺めの良さをこの映画にはもらった。