モーガン・フリーマンとダイアン・キートンの老夫婦役。彼らの時代には珍しい黒人と白人の結婚だけど、この2人が演じると何の違和感もなくそれが当たり前ように思えてくる。演技力だけではなく、醸し出す雰囲気も何もかもさすがだと言わざるを得ない。
ブルックリンのアパートメントに40年間も住続けた2人だが、この建物にはエレベーターがなく夫の健康を心配した妻は売却を決心する。
夫は承諾するものの沢山の思いでの詰まった我が家を本当は手放したくないと思っている。
内覧会の前日、愛犬が体調を崩し急遽手術をすることに。
落ち着かない中、チャキチャキのエージェント(妻の姪)の仕切りで内覧会が始まり沢山の人が訪れる。ごった返す我が家。不躾な内覧客に夫はイライラ…。
愛犬の安否と近所で起こったテロ事件を交差させながら売買交渉は進んでいきます。ブルックリンといえどもかなり高くてビックリです！
不動産業者ってよくドラマや映画に出てくるけど、日本との違いも見れて面白い。日本は仲介業者間のやり取りだから、心のこもった手紙を渡すとかないと思うし、住みながらの内覧会も聞いたことないな。
シンシア・ニクソンもキャリー・プレストンもこういう業者いそう！って感じで面白かった。
2人の出会いからこのアパートメントへの入居など若き日の2人の映像も折り込まれとても心温まる作品です。
