ゆるやか皇帝

CUB/カブ 戦慄のサマーキャンプのゆるやか皇帝のレビュー・感想・評価

2.6
CUB 鑑賞。

ベルギーホラー、これは意外に面白い。

殺人鬼が子供や動物を容赦しない辺りアメリカ映画ではない感じがする。いや、むしろその方が真の意味の怖さが出ていて個人的には好き。
カブのリーダー神を讃えるような歌を焚き火の前で歌うわりには汚い言葉を使う、信仰をとやかくいうつもりはないがカブスカウトのリーダーが使う言葉ではないところが現実的でよい。

カブスカウトっていうのがいい、ショタ好きには応えられない少年たちの短パン姿。
しかも主人公がリバー・フェニックスに似ているように感じてしまった。

スタンドバイミーを思わせるノスタルジックを盛り込んだホラー
淡い少年の異性への目覚め
青年たちの恋の行方
適度なグロ
と適度にバランスよく混ざっていていい。

血に飢えた少年カイが夜な夜な現れるというキャンプ場あるあるな場所にキャンプをした事によって起きる事件。

見どころは少年サムのボコボコからの何かへの覚醒。

ゾンビじゃなく悪霊じゃなく殺人鬼系なのですが斬新でした、イマイチ動機はわかりませんが殺します森に入ったら最後です。なんかピタゴラスイッチみたいなギミックで攻撃するのが得意なようです、ランボーの一作目のようなもしくはプレデターの一作目のようなもの以上に手の込んだ罠を仕掛けます。ここまでやるには流石に1人では無理なのでしょうだから優秀な部下が欲しいのか弱肉強食の世界を受け入れています。

ラスト読めた感はあるのですがそれはそれで衝撃です。