きんぽうげ

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男のきんぽうげのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

記憶として残っているのは「ジョニーは戦場に行った。」の脚本という事が自分としては強烈に残っている。
後は赤狩りの犠牲者であったことも、知識としては持っていた。だが、実状は全く知らなかったので、良い機会ではあった。具体的に当時の共産圏に対する風当たりというのは、想像の域を超えないが、現日本においても、労働組合はかつての意味合いを失っており、いわば、それは、体制に対する反発というベクトルで捉えてみるといい。厳しい時代を乗り越え、それを支えてくれたのは家族の存在であったと、ラストのスピーチでは涙した。
子供達の成長に伴って、仕事が忙しくなっていく過程が見事であった。特に長女とのやりとりには、説得力を持たせた。
だが、いわば、能力があった彼だから、生き残れたという逆の考えも浮かぶ。
妻役のダイアンレインは私の若い頃のマドンナでした。
きんぽうげ

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