広島カップ

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男の広島カップのレビュー・感想・評価

3.7
第二次大戦後の赤狩りによって投獄されハリウッドからすっかり干されてしまった売れっ子スクリーンライターのドルトン・トランボ。
懐の深い人物として描かれています。

刑務所から出てきた後でもちっともへこたれていない。
当然のように仕事が来ず仕方なくゴミみたいな仕事でもどんどん引き受ける。
変名で新作を発表する。
浴槽の中でもとにかく馬車馬のように仕事をする。
ただそれが行き過ぎて家族をないがしろにしてしまった面もありました。

こういう人が赤狩り後に『ローマの休日』や『スパルタカス』の脚本を書いていたのかと思うと、両作品もまた別の輝きが増します。

それにしても脚本家界のレジェンドを扱った本作の脚本を担当したショーン・マクナマラは超緊張!だったのではないでしょうか?
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