こた

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男のこたのレビュー・感想・評価

4.2
とても良かったです!
もっと早く観れば良かった!

オバマも全巻持っている最強科学講座ドラマ「ブレイキングバッド」のブライアンクランストンが主演ということもあり、興味がありました。

共産主義者の映画脚本家がアカ狩り(共産主義者の規制取締)によってハリウッドから追放されるも、偽名で脚本を描き、主義主張を変えずにハリウッドに食い下がっていくのが本筋。
トランボは映画脚本の実力で再起していくが、その成功までには非常に多くの者が仕事を追われ、バッシングなど執拗な嫌がらせを受けており、冷戦期のアメリカ社会の問題を描いています。

僕が面白いと思う映画には実話ドラマが多い節がある。かつ、権力に立ち向かう主人公達という構成にも惹かれがち。アツい。
本作では共産主義という思想を持つ事だけで収監までされてしまったトランボ達。それは思想する権利まで奪った事になると、トランボは憤慨する。

最後のスピーチでも語られているが、人がどのように考えるか規制する権利など存在しない、というメッセージが込められた映画だった。

また本作でエルファニングの可愛さを再確認しました。なんつー透明度。。
こた

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