キングボブ

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男のキングボブのレビュー・感想・評価

4.6
政治的な圧力や社会的な困難がありながらも、権力に屈することなく自分の信念を貫き通し最後は勝利する。日本でも池井戸潤さんの作品などで語られることが多いが、やはり見ていて非常に気持ちがいい。
後半、作品の素晴らしさやトランボの才能に気づいて多くの人が味方についていくところがよかった。
「ローマの休日」や「黒い牡牛」「スパルタカス」といった名作が出てきていたり、ジョン・ウェインやレーガンが少し悪い役で出ていたりと、映画好きにもたまらない演出である。
キャストも素晴らしく、主役のブライアン・クランストンはいうまでもなく、ダイアン・レインとエル・ファニングも支え続けた家族を素晴らしく表現した。個人的にはジョン・グッドマンのバットのシーンが好きである。

アメリカの歴史を学べる、映画好きにはオススメの作品である。
キングボブ

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