不屈の脚本家トランボ。
ローマの休日の真の作者。
赤狩りを受けながらも、匿名で脚本を書き続ける。
そして、奴隷剣闘士の反乱を描く、大作スパルタカスを書き上げる。
(剣闘士役のカーク・ダグラスが子供のように小柄なのは、年少者の象徴では)
トランボは言う。
「ブラックリストは悪の時代でした。
誰もが追い込まれ、意に反したことを言わされ、やらされたからです。」
共産主義者を調べる非米活動委員会を指して、
「なぜ彼らを調べるものがいないのか」
その一方、語る理由をこう言います。
「誰かを傷つけるためではない。傷を修復するため。」
現代でも、言葉狩りやヘイトスピーチといった問題が生じ得ます。
どう立ち向かうのか、この映画から学べるところがあるかもしれません。
ダイアン・レインとエル・ファニングの美しさも印象的。