キャッスルグレンギャリ

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男のキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

4.0
AmazonPrimeで鑑賞。
マッカーシズムによる赤狩りがハリウッドでどのように展開され、何をもって収束したのか、ずっと気になっていました。
50年代のアメリカは今より遥かに強力なのに、あの頃は一般人まで真剣に共産主義を恐れていたのですね。
つい最近まで存命、私が子供の頃元気に活躍していた大スター、映画人が登場し彼らの立ち位置がどうだったのか描かれており興味深かったです。
追放されても挫けず飄々と仕事を続ける主人公トランボ。トランボを堂々と実名で起用する大スターカーク・ダグラスと悪人面オットー・プレミンジャー、イメージ通りに赤嫌いで期待を裏切らないジョン・ウェイン等々。
ハリウッドのゴシップコラムニストヘッダ・ホッパーが赤狩りであれほど活動していたのが驚きでした。
リアルヘッダ・ホッパーは「サンセット大通り」に本人役でちらりと姿を見せています。
彼女の伝記映画が製作されないですかね。観てみたいです。もちろんヘレン・ミレンに演じてもらって。