青年イザクは趣味で写真を撮っていた。
その彼の元へ村の権力者から、ある晩写真を撮って欲しいとの依頼があった。
断れないイザクは権力者の屋敷に。
そこには美しい亡くなったアンジェリカがいた。
若くして突然亡くなったアンジェリカはとても美しく、遺体のようには見えなかった。
まるで少し微笑んで眠っているかのよう。
イザクのカメラのファインダー越しに微笑むアンジェリカ。
写真となったアンジェリカはまたもやイザクに微笑む。
農夫達の写真を撮るイザク。
アンジェリカの写真と並べられている彼らの写真。
なんだかとても不思議な感じだった。
話が進むにつれ、イザクには不思議な能力がある事に気づく。
映像もとても幻想的なシーンがある。
アンジェリカに取り憑かれたようにも感じる。
アンジェリカのあの微笑みはなんだったんだろう。
アナ・ルイーザ・アザヴァード監督が101歳の時に撮った作品。
不思議な力を持つイザク、微笑むアンジェリカ、農夫達。
監督はこれらを通して何かを伝えたかったのだろうか。
未熟は私にはまだ分からない。
105歳で亡くなられた監督。
101歳で撮ったこの作品は監督にとってどのような思いだったんだろう。