RIO

チリの闘いのRIOのレビュー・感想・評価

チリの闘い(1978年製作の映画)
4.0
人民勢力の萌芽
プロレタリア階級による意識改革
搾取されることに妥協を見せる人間
そうではなくて
自立してこその労働とする
まさに原点回帰

サルバドール・アジェンデ大統領は
反帝国主義であり平和革命家として
国民から絶大な人気がある
そして凄く古いタイプの人間です

一つの国が他の国からの圧
避けられない介入によって
じわりじわりと崩壊していくのが
三部に構成されていました
平和革命による
国内の混乱
軍事クーデターそして
アジェンデ大統領のいなくなった後

猛烈なチリの混乱が全編
どうにもならないのに
激突に生きる

明るい国民性と激烈なトーク
字幕を追いかけるのに一苦労
階級や立場で意見が衝突しても
スペイン内線のようになっては
ならない
団結という言葉が木霊する

湧き上がる群衆のなか
マイクとカメラで撮っていて
熱気にもみくちゃに捲き込まれ
民衆にマイクを向ける
ホントによく撮ってるなと
思いました

プロレタリア階級による意識改革
砂漠でfin

原点回帰

https://youtu.be/6IutHxQ0GqU

………
大好きなパブロ・ネルーダも
スペインの内乱を体験し
チリの闘いでは反クーデター派

1973年9月11日を見届けたように
23日に逝かれてます


チリ革命への讃歌
ネルーダ最期の詩集

「レカバーレン」

月に輝く 銀色の
草原のなかに
猛り狂った気違いを
取り抑えよう
レカバーレンの
つくりかえた祖国よ

かれは真実を教え
ゆく道をしめした

その道は
きのう暗い大地を切り開き
きょうは希望を切り開く
大道なのだ
RIO

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