ノッチ

部屋のノッチのレビュー・感想・評価

部屋(1968年製作の映画)
3.0
シュールな部屋に突然放り込まれた男の物語。

物体が意地悪く攻撃する陰鬱な謎の部屋に入った男が経験する不条理を描いたシュヴァンクマイエル監督の短編。

壁穴を覗くと殴られ、椅子に座ると、椅子は逃げ出す。

パンは鼠がかじっているしベッドに横たわればおが屑へと変わる。

普段、何気なく行う”食べる””座る””横になる”。

…そういったことが何者かの力によって妨げられる。

…この世こそが不自由。

映像はコミカルですが、観ているうちに不気味さがのしかかってきます。
ノッチ

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