だい

暗殺のだいのレビュー・感想・評価

暗殺(2015年製作の映画)
4.2
1930年代、日本統治下の朝鮮で独立を目指し闘い続けた人々。
その中で企てられた暗殺計画に、全てのキャラクターが集結していくストーリーの緊迫感。
そこに厚みを持たせる美術、衣装、小道具。
そしてアクション。
レンタルで観るならメイキングも全部観てー!
銃も車も当時の物を使ってるなんて...!
女優さんも重たい銃を持ってのアクションのために訓練を重ねたとか。

ヒロインのチョン・ジヒョンが素晴らしいのは勿論、周りを固める男性たちも凄すぎませんか?
まずは"黒い"イ・ジョンジェ。
ハワイ・ピストルなんてチャラい通り名の殺し屋だけど全てがかっこいいハジョッシ♡
相棒は"天から遣わされた妖精"オ・ダルス。
ハジョッシが若旦那でオ・ダルスが爺やって設定だけでもう最高です。
若旦那とヒロインのビターラブも切ない。
運命の渦中に足を踏み入れていくヒロインが何気なく語る夢がね...効いてる。
あっ、あの花嫁姿は『悪女』に匹敵するアツさだね。

ラストシーンであの子が再登場するのも「うわぁ...」て思わされましたねー。

エンタメとしてとても面白いんだけど、モデルとなった史実も少しは知っておきたいと思います(これから検索します...)
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