わだげんた

スイッチ・オフ/森へ 少女ネルの日記のわだげんたのレビュー・感想・評価

3.0
矢口史靖監督の『サバイバル・ファミリー』は大停電でパニックになったとき、食料を求めて町に飛び出しましたが、この映画のファミリーは自宅に留まることを選択します。

とは言っても、家は奥深い山の中。買い物するにも車で相当な時間乗らなきゃいけない、とか、山の中である程度の食料は調達できるとか自宅に留まるべき要因はあるんですが。

都会での大停電で、という設定の「サバイバル・ファミリー」とはそこが大きく違うところ。

家族はお父さんと娘二人。当初は停電がそんなに長く続くと思ってないので、電気なしの生活にブーブー言いながら暮らします。

ところが、いつまでたっても電気が通じる気配はなく。その内に家族にとって大事件が起こりますが。。。ってお話。

山の中でのサバイバル生活はやることはあるけど、そう派手な出来事が頻繁に起こるわけでなく、淡々と日々を過ごします。

もちろん、出口のない生活にだんだんと姉妹は精神的に危うくなったりもするんですが。。。

淡々としながらも先が読めない展開で、飽きずに最後まで。いろいろ疑問点もあるけれど、まあ精神的に参ってるから彼女たちの理解不能な行動もあり、なのかな。

しかし、あのファミリーはなんであんな山奥に住んでたんですかね。特にお姉ちゃんは都会的好きな感じでしたが。

姉妹ともにちょい脱ぎあり(←どーでもいい情報ですね(笑))

WOWOWの録画で観たんですが、まあまあ掘り出し物作品でした。嫌いじゃないです(^^)

★★★以下ちょいネタバレ★★★
















お父さんがわりと早い段階で死んじゃうんですが、その死に方。
なんかあっけないというか、あれで死んじゃうの???
まあ、姉妹のお話にしたかったから、父はいらない、ってのはわかるけれど、それならもうちょっとドラマつくってあげても良かったんじゃないかなぁ。


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