金柑

帰ってきたヒトラーの金柑のネタバレレビュー・内容・結末

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

下手なサスペンスよりよっぽど心臓に悪い、良い意味で、よい意味?

どうやって撮っているんだろう、一部は本当に街頭でドッキリみたいに撮ったとも聞いたけど

笑えるはずなのに絶対に笑ってはいけなくて、みたいな、頭がずっと掻き回されているようだった
最初にテレビに出す前にネタを考えているくだりとか、ネタに笑いつつ本当にいいのか?となっているあたりが

実際ヒトラーの語りは身近で分かりやすい比喩、沈黙、明言、とにかく大衆の心に抜群に響く。
気づくとなるほどなと思っていて怖い。常に心が臨戦態勢。
ユーチューバーのところも本当にこうなるんだろうなというのがありありと見えた

ザヴァツキの瞳の美しいこと。好きなタイプの役者さんでした。
真実を伝えようとする人間が病んでいると思われて精神病棟入り、はお決まりの流れ感もあるけどここまで胸糞悪いのはなかなか。

ゼンゼンブリンクよお怒りの総統閣下オマージュはさすがに笑った
私もいよいよあの映画をきちんと観るべきということか

音楽が良き
金柑

金柑