私も久々に洋画に帰ってきました←
あまりにも香港映画漬けだったのでしっかり気持ち切り替えて臨みましたが、これはものすごく面白いものを観てしまいました。
ちょっと違う意味で、面白い。
【ヒトラーが2014年にタイムスリップ】という衝撃の内容で、最初はコメディかとも思ったんですが、内容的にはかなり社会風刺と現代への警鐘なんかがギュギュッと詰め込まれた濃ゆさ。
まず第一に主演の方のヒトラー度がすごい！
私、歴史番組とか好きでちょこちょこは本人映像見たことがありますが、そんなの関係なく…なんか否が応でも「本物のヒトラーだわこの人」って思わされるオーラ、風格がありました。
喋り方とかすごい引き込まれるもんなー。
その土台があるからこそ、この人がやることなすこと(どうでもいいこと含めて)気になって面白い。
政治的な意味では結構際どい作品でもあると思うんですが(笑)、現代社会(主にドイツ)の価値観を客観的に見直すことができて国内ではいい機会になったんじゃないかなぁと思ったり。
だって、案外みんな(国民)、総統と変わらない考えしてるよ？って感じましたもん。
結果的にやり方が間違っていたとはいえ、目指したもの自体は確かに国民の意思だったのかもしれない…って、ヒトラー自身のことも改めて感じ直す作品でもありました。
あ、映画自体はそんな堅苦しい雰囲気じゃないです！
かなりゲリラ撮影的な、ドキュメンタリー風の撮り方で臨場感半端なかった！
未だに「あのシーンは脚本なのか…ガチなのか…」ってモヤモヤしてるところもありますから←
