タイトル通り現代のドイツにヒトラーが帰ってきた話。
最初は笑ってしまうが段々と怖くなる。
笑えるのはヒトラーが現代と当時の違いに困惑したりするギャグパート(なのか?)
怖いのはヒトラーの演説にまたしても心惹かれる人が大量に現れること。
確かに日本では馴染みのない移民問題もあちらからすれば深刻。
実際にベルリンに行ったことがあるけれど、トルコ系の人やら中東系、アフリカ系の移民の人はとても多かった。
(ミュンヘンに行くと割合は減ったので、とりわけベルリンが多いみたいだが)
彼らに職を奪われて貧困に喘いでいると感じ、ヘイトを感じる人がいるのも想像につく。
そんな彼らに対して、それらを力強く糾弾し結束セヨ!と言うリーダーがいたらそりゃ魅力的に映ってもおかしくないよなぁと。
またこの映画がすごいのは、実際に極右団体をヒトラー役の人がヒトラーのまま訪れたり、街行く人にインタビューをしていたりするドキュメンタリー要素もあること。
笑えて怖い話は珍しいので、未視聴の方はぜひ。