ピートロ

ほんとうに映した!妖怪カメラのピートロのレビュー・感想・評価

3.5
妖怪の撮影に挑むゆるいモキュメンタリー3短編(河童、蛇女、化け猫)。
漫画家いましろたかしのキャラが魅力的で、毎回必ず挿入される食レポも妙なおかしみがある。
とても有意義な時間の無駄遣いだった(褒めてます)。

他のユーザーの感想・評価

鶏

鶏の感想・評価

3.5
監督の寺内康太郎と漫画家のいましろたかしが妖怪をカメラに収めるべく各地を調査するドキュメンタリー。
ものすごくくだらないんだけどそこが良い。
蛇女のくだりが特に酷すぎて笑ったw
絶対に必要ない食レポパートも好き。
いましろたかしの棒演技、テラコー節炸裂の気の抜けたドキュメンタリズム、すべてが絶妙なバランスで保たれている奇跡の傑作。
今年はこれに出会えただけで生きていてよかった…と思えた!
”妖怪カメラ”というフラグビンビンのタイトルが好きwww🥒🐍🐈

内容は、妖怪の姿を捉えようと調査するも一向に出会えない撮影クルーたちが”やらせ”でどうにかやり過ごそうと思考を凝らすというチンケなストーリーっぽいが、これが意外とイケる(笑)

蛇女が特にうさん臭くていいんだけど、どこかガチものかもな~~という疑えるほどの要素がない隙のない感じがリアルだった。

そして監督寺内さんの押しの弱さというか、委縮しているシーンが情けなくて可愛いwww
「フェイクドキュメンタリーQ」や名だたる心霊ドキュメンタリーを手掛けてきた人間には見えない像がナレーションからにじみ出るwww

なんか疲れたら見るのが良いかもしれない(・∀・)
「平成のつげ義春」、いましろたかしさんをガイドとして妖怪撮影を試みたコント。

【キャスト】
いましろたかし
監督兼カメラマン:寺内幸太郎

【ストーリー】
監督の寺内がいましろさんと妖怪撮影するという話。以下の三話構成…。

第一話 河童
丹沢できゅうりを餌に河童を誘き出そうとする二人。だが、焦れたいましろさんが自分が河童やるからそれ撮って帰るぞと言い始める…。

第二話 蛇女
ネタに困った寺内は、蛇女のエキス入りお茶を持ってきて、コレの販売元の蛇田さんという女性を取材すると言い出すのだが…。

第三話 化け猫
蛇女の映像を上司に見せて余りの酷さにブチ切れられた寺内といましろさんは、埼玉県の有名な心霊スポット狭山湖へと向かうのだが…。

すごいちゃんとしてるように見えますが残念、全部しょうもないコント映像です。

【総評】
コンビニに売ってる心霊DVDのメイキングみたいなものだと思ってください。お粗末なので誰にも進めばしませんが、アマプラに、あるのでしょーもないホラーが見たくなったら見て見て下さい。
NARU

NARUの感想・評価

1.8
『デメキング』の漫画家いましろたかしが、ヤラセの都市伝説ドキュメンタリーを撮ろうとするが…という話。全3話構成。

この手のアホなモキュメンタリーは前から気になってたが、期待通りにアホだったのでよかった。
ただ1話目「河童」と3話目「化け猫」があまりに焼き回されたアイデアだったのが残念。
2話目「蛇女」は観れて良かった。変な性癖が芽生えるかも…。
人から聞いた妖怪の目撃情報をもとに漫画家と映画監督が妖怪の撮影に挑むドキュメンタリー。

ホラー映画として観るにはどうしても物足りないのだけれど、実録系ホラーを映画にするのにこんな苦労があるんだっていうことが少しわかった気がしてくるという意味では結構貴重な映画なようにも思う。
あまり聴衆に観せないであろう描写をわざわざ惜しみなく出してくる潔さに清々しさすら感じた。

途中から「ホントに何を観せられてるんだ!?(笑)」と思うぐらい笑撃で、ゆるりとした映像に、これはこれで独自のジャンルとして楽しめていいなと思った。

実録ホラー映像系の撮影の裏側が少し垣間見れたような気がした一作。

へっ、へびには要注意....(苦笑)

長々とすみません。
あまりに馬鹿馬鹿しすぎる
けど寺内さんかいましろたかしのファンなら全然見る価値あり
幽霊が出ても全然テンション上がってないのまじでわらう
全部やらせなんだけど、合成物が入り込んでいない蛇女だけは、内容のしょうもなさと、もしかしたら本当かもしれないという線を突いていて、よくできている。
ゆきほ

ゆきほの感想・評価

3.2
いましろたかし先生の味わい
猫はでかければでかいほどかわいいわけで…
妖怪を見つけるのが真の目的なので、幽霊見つけても「あーいたいた」で済ませるの、やめてほしいわけで。

面白くて笑えるので、部屋を暗くして仲良しの友達や恋人と観たら楽しいと思います。
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