だいざる

Whiplash(原題)のだいざるのレビュー・感想・評価

Whiplash(原題)(2013年製作の映画)
4.0
映画の資金集めのために作られたという『セッション』の短編映画。
『セッション』のDVD、Blu-rayに収録されてます。レンタルでも可。

主人公のニーマンを演じたのは違うものの、フレッチャーを演じたのは本編と変わらずJ・Kシモンズ。
この人の怪演なしには資金集めもうまくいかなかったのではないかと思われるほど、この短編でもその怪演は健在。
というか、フルスロットル。
また震え上がってしまった。
鑑賞後知ったことですが、キャストのほとんどが演技経験のない素人さんだそうで。それゆえJ・Kシモンズの演技に対するリアクションは全て素だったそう。
そりゃ泣き出したくもなりますよね。あんな目の前で怒鳴られ罵られパイプ椅子を投げられたら。
あの人の怒声は人を殺せるのではないかと割と本気で思ってます。

本編と同じある1人の登場人物の音程ずれを指摘する場面を描いているのですが、短編では張られる頬が右、本編では左に変わってるのが大きな違いの一つ。
ふと、J・Kシモンズはどっち利きなのかなぁと思いました。
張られる側は、より痛くなったのか、それとも痛くなくなったのかが、心配になっちゃいました。

物に八つ当たりする、怒鳴る、圧が強い人が苦手な人は感情を控えてくださいね。

もちろん、本編も観ました。そちらもレビューを書いてあるので良かったら見てやってください。
音響面映像面などあらゆる点で劇場鑑賞とは大きく劣るものの、家でDVDで観ることに大きな利点がありました。
それはラストの珠玉の演奏シーンを繰り返し観られる事。
何度《チャプター11 セッション》の項目をクリックした事か。何度繰り返し観ても色褪せない感動と興奮と少しの優越感。
フレッチャーが苦手だから作品自体を何度も観るのは辛いけど、このシーンだけは繰り返し観たかった!!