だいっすきなJCM待望の新作!ということで、仕事を遅出にして初日初回で観てきました。そしたらパンクなステッカーもらえてラッキー♡
1977年イギリス。
宇宙人のザンはスカートを切り刻み「Do more punk to me.」と内気なパンク少年エンと新たな世界に飛び出す。
しかし惑星を超え惹かれ合うふたりに与えられた時間はたった48時間だった。
パンク、SF、コメディ、そしてボーイミーツガール。
あらゆる要素が混在してるのに、出すぎず引きすぎず全てが絶妙なバランスで、笑って驚いて泣けるのがさすが。
このカラフルなごちゃ混ぜ感は、新しいものやクリエイティブなことが大好きで、何に関してもボーダーレスでエネルギッシュなJCMの頭の中を覗いているようで、ファンとしてはたまらん!としか言いようがない世界だった。
宇宙人たちの生態と信条は、守りに入りすぎた現代のメタファーのようで、それを壊そうとするふたりの姿は、JCMからの″やりたいようにやれ。生きたいように生きろ″という若者へのメッセージだと思った。
そしてJCMの作品の根底にあるのはいつも解放と癒し、そして優しさと寛容。
そんな奥から湧き上がる暖かさが、いつも私にはこれ以上ないほど適温。あぁやっぱり彼がとても好きだなぁ。
宇宙人ザンを演じたエル・ファニングは可愛いとイノセントな透明感のかたまり!今まで観た彼女の役の中で断トツ魅力的でした。ダンスにぺろりん、パンクなボーカルまで最高!
そしてエンを演じたアレックス・シャープはジュリアード卒でトニー賞の最年少受賞者。ミュージカル好きとしては彼が映画界でも活躍してくれるなんてとても嬉しい!JCMと出会ったのもトニー賞関連のイベントだったらしくまさにミュージカルが繋いだご縁!
パンクのゴッドマザー役にはまさかのニコール・キッドマンだったんだけど、ブチ切れまくりの演技がカッコ良すぎてうっとりしちゃいました。
それでいて妙齢の女性としての悩みや傷跡に泣かされる。
インタビューでは、親友JCMのためなら何でもやるわ!とのお答えだったので、これからもふたりの共演楽しみにしてます。
実はパンクって未知の世界なんだけど、劇中のバンドがとても気に入ったので調べたらオリジナルバンドだそうで。
サントラはさっそくダウンロード。パンフレットにはパンク入門書なる特集が組まれていてなかなか面白かった。紹介されてる曲も聴いてみようかな。
ザンと同じく「What's punk?」から始まり、私にも新たな扉が開いていくといいな♡