ロク

パーティで女の子に話しかけるにはのロクのレビュー・感想・評価

3.5
10月に自身の代表作「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の舞台出演のため来日していたことも記憶に新しいジョン・キャメロン・ミッチェル監督の新作は「コララインと魔女のボタン」の原作者であるニール・ゲイマンの短編小説集「こわれやすいもの」に収録されている自伝的短編「パーティで女の子に話しかけるには」をベースにしたカルトSF青春ムービー!!1977年、パンク全盛期のイギリスはロンドン郊外のクロイドンで暮らす内気なパンク少年エンは仲間達と共に忍び込んだ町外れの廃屋で行われていた奇妙なパーティで不思議な魅力を持つ美少女ザンと出会う。実はザンは遠い惑星からやって来た異星人で48時間後には遠い惑星へと帰らなければならないのだが地球人と交流してはならないと小言ばかり言う異星人のリーダーに嫌気がさした彼女はエンと共に廃屋を抜け出してロンドンの町に繰り出してしまうが...異星人の奇妙な衣装や行動、そして意味不明なセリフの数々と結構なぶっ飛び具合の作品なので普通の恋愛映画だと思って観に行くと口ポカーンな状態になっちゃうこと必至ですが、異星人版「ローマの休日」っていう感じで見れば楽しめると思いますね。自分はそう思ってみてました。異星人ザン役を演じたエル・ファニングは年齢を重ねるごとに魅力的になっていっている感じですね~彼女が歌うカニバリズムをテーマにしたパンクナンバーはカッコ良かったしニコール・キッドマン演じるニナ・ハーゲン風メイクをバッチリきめたパンクな姉御もビッチ感全開でカッコ良かったです。意外と感動するラストも良かったです。
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