Joker

パーティで女の子に話しかけるにはのJokerのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

舞台は1977年のロンドン南部・クロイドン。パンクロックに夢中な高校生のエンは、女子には縁の無い生活を送りつつも、友人のヴィクやジョンとパンクのファンジンを出して楽しんでいた。ある夜、公園でエンが聞きつけた音楽を頼りに3人は空き家に向かい、中で音楽に合わせて踊っている人々を見つける。更に奥を探ったエンは、黄色い衣装を着た「第4コロニー」の人々がいる部屋で、自分を尊重してほしいと反抗的な態度を取っている少女・ザンに出会う。ザンはエンに地球から退去するまでの48時間でパンクを教えてほしいと頼み、家出する。一方、その間にヴィクはオレンジ色の衣装を着た「ステラ」とセックスに挑もうとするが、いつの間にか彼女の側に知らない女性が増えていることに気付き、恐怖から慌てて家を飛び出す。
エンの家で一夜を明かしたザンは、彼やヴィク・ジョンと出掛けるが、彼女の行動をよく思わない第4コロニーのPT(ペアレント・ティーチャー)・ウォルドは、エンの母や小さな子どもに憑依して帰ってくるよう促す。エンたちは地元のバンド『ディスコーズ』のマネージャーであるボディシーアのもとにファンジンを届けに行くが、彼女はザンを有名なパンクロッカーだと勘違いし、その夜のギグに出演させることを決める。ザンは自分たちの種族について歌い、途中からエンも参加して、ギグは大盛況となる ("Eat Me Alive") 。終演後、ザンから自分たちの運命を何故知っているのか聞かれたエンは、地球から退去する前にPTたちが同じコロニーの子どもたちを食べることを知り、ザンもその餌食になるのだと知る。
翌朝、ザンの仲間をカルト集団だと思い込んだエンは、ヴィクやジョン、またボディシーアとその子分たちを巻き込み、ザンを救出する作戦を立てる。彼らは侵入に成功するが、PTたちの会議の場で、ザンがエンとの子どもを宿していることが明かされ、ザンは種族を追放されて子どもを産めずに地球に残るか、地球を退去して子どもを産むかの二択を迫られる。また、食人習慣の廃止についても議論が交わされ、ザンはPTウォルドから、子どもを産めばPTになれるので、この議論への投票権が得られると教えられる。ザンを愛するエンは地球に残るよう求めるが、食人習慣を止めて仲間を救える可能性に揺れ動くザンは、種族の人々と共に地球を退去してしまう。
15年後の1992年、エンはザンとの2日間を描いた小説を出版し、サイン会を行っている。そこへパンクロッカーの名前やエンと同じ名前を持つ若者たちが訪れ、エンは彼らがザンの子どもたちであること、また食人習慣が廃止されたことを知るのだった。
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