karmapolice

パーティで女の子に話しかけるにはのkarmapoliceのレビュー・感想・評価

3.0
ジョン・キャメロン・ミッチェル監督2015年作品。エル・ファニング、アレックス・シャープ主演。イギリスの作家ニール・ゲイマンの短編集『壊れやすいもの』に収められたSF短編「パーティで女の子に話しかけるには」の映画化。

内容はSFでありながらパンクロックが盛り上がる1977年のイギリスを舞台にした青春ドラマになっている。序盤はその狂気と壊れた設定や演出や物語にまさしくパンク・ムーブメントを上手く捕えている!と喜んで観ていた。自分自身それほど若い頃にパンクから影響を受けた訳ではないが、そうそうこの壊れ方、このぶっ飛び方はパンクだなと思わされる。パンクは音楽だけでなく服装や思想まで幅広くて、そのムードは楽しめると思う。

ただ観ていて中盤辺りからはその破綻にも似た壊れ方に飽きてきてしまい随分長く感じてしまった。ダムドやラモーンズやSEXピストルズなどムードは格好いいけどアルバム通して聴くのは実は辛いものもあり・・・・、そんな飽きてしまう感じも含めてパンクなのかも知れない(笑)エル・ファニングはグロ可愛いとでも言えばいいだろうか。あとなぜこのタイトルなのか不明だ。
karmapolice

karmapolice