社会のダストダス

パーティで女の子に話しかけるにはの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

2.9
「How to Talk to Girls at Parties」
いったいどんな邦題だよ… と思いきや原題ままだった
当初、青春×音楽に挟まる宇宙人というキーワードに不穏さを感じつつも、勝手に「シング・ストリート」みたいなのを想像。蓋を開けてみれば予想の斜め上の怪電波映画だった。

いったい何が起こっていたのか。「メン・イン・ブラック」だったら、ニューラライザーでピカ!っとやって、見たもの全部忘れてもらわないと困る案件。自分がパンクよりメタル派だから理解できていないのか。
初めてこの映画を観てからしばらく経ち、ニューラライザーをもって一度脳内をリセットした今、再びこの電波映画を鑑賞する。エル・ファニングが可愛かったという記憶だけは残している状態だ。

1977年のロンドン南部クロイドンの街。パンクロックに夢中の高校生エン(アレックス・シャープ)は女子には縁のない生活を送りつつも、友人たちとライブハウスに通って楽しんでいた。ライブ帰り、公園で聞こえてきた音楽をたどると空き家の中で踊る謎の集団に遭遇する。集団の中で反抗的な態度をとっていた少女ザン(エル・ファニング)と出会う、ザンは自分にパンクを教えてほしいとエンに頼み、コロニーを共に抜け出す。

宇宙の神秘、地上の女神、人類秘宝こと我らがエル・ファニングが銀河一可愛い宇宙人を演じる映画。このレビューのスコアの99.8%はここに集約されている、存在が天使すぎる。エル・ファニングと同じ星に生まれたことを感謝しなければならない。
異次元の可愛さ、こんな宇宙人から吐しゃ物をぶっかけられても御褒美でしかない。
「〇〇が小さくて、閉じてるのね…」なんて笑顔で言われた日には、太平洋を裸足で爆走してしまう(ちょっと自分でも何言ってるかわかりません)

ウィルスを賛美したり、濃厚すぎる接触シーン然り改めて観るとやばい映画。この作品のテーマというか内包しているメッセージ(あるのか分からないが)は1、2回観たくらいじゃ理解し難いものがある。いや、多分10回観ても理解できない。
ウィルスに感染したらドラッグで直せということだけは理解できた。

イギリス人から見ればアメリカ人と宇宙人の区別は難しいらしい。エンたちは宇宙人たちを、アメリカから来たカルト集団だと思い込んでいる。
ザンは48時間後には仲間たちと共に地球を去らなければならないが、宇宙人たちの会話が難解で、最後は食べられちゃうらしいということは何とか分かった。

パンクバンドのプロデューサー役のニコール・キッドマンは、エンドクレジットで名前を見て気付いた。どこかで見たおばさんだとずっと思っていたけども。
エン役のアレックス・シャープは初めて見る、名前はカッコいいけど顔は普通。彼がスクールカーストの底辺の非モテ男子から成りあがる話なのかという、タイトルからの想像とはかけ離れた話だった。

エンディング… 大勢のエルの子供たち。え、卵産んじゃったのかな?
結局、映画はよく分からなかったが、エルが最高なので満足です