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ひと夏の関係のseapony3000のレビュー・感想・評価

ひと夏の関係(1978年製作の映画)
5.0
裏切られた男への執念を抱いて蓼科の教会にひと月のアルバイトにやって来た牧師の志麻いづみさん(←すでにこの時点で設定の強引さに頭がクラクラする)、地元の娘・水島美奈子、愛人とその家族の避暑を追いかけてやってくるのは桂たまき。書いておかないとすぐ忘れちゃう!この作品はやたらと発色が素晴らしくて、むせ返るような緑の草や木々、納屋を焼く悪魔のような赤い炎なんか、息が止まるような瞬間が何度もあった。本当に加藤彰からは目が離せない!という感じなのだが、桂たまきが愛人と決別する決心のもと蓼科を去るシーン、山道を歩きロープウェイを降りる、手に持った黄色い日傘が風に取られて落ちていく、この場面でなぜかサブちゃんの「与作」がかかる。与作⁉︎あり得ないあり得ない。それ以外は傑作です!
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