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ワイルド コンビネーション:アーサーラッセルの肖像の一のレビュー・感想・評価

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家出したはいいもののヒッピーのコミューンにも馴染めずひとり黙々とチェロの練習をしていたエピソードほんと涙ぐましい。ネセサリーズのツアーの途中でライブすっぽかそうとしたり舞台音楽の締め切り守れなくてクビになったり、Looseなのも大概にしてほしい。あー好き。題にもなっている"That's Us / Wild Combination"って曲(人生のテーマ曲にしたい)は完成に5年くらいかかっていたらしい。"Go Bang!"のコーラスを歌った女性による"Go Bang!"メイキングひとり芝居もアツいが、パートナーだったトム・リーや御両親のインタビューにはやっぱりグッと来てしまったな。彼らの屈託のない良い人ぶりが他出演の気難しそーな音楽家たちの中際立っていた。きっちり愛の映画になっている。貴重なフッテージも多!
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