本性
父親替わりだった従兄弟が、病気療養先で未亡人のレイチェルと結婚する。しかし、ある日受け取った手紙には、主人公に助けを求める内容になっており、あわてて駆けつけてみるとすでに従兄弟は亡くなってしまっていた。もしかしたら、レイチェルに殺されたのでは、という疑念を持ちつつも、次第に従兄弟の妻に惹かれていってしまう主人公のおはなし。
レイチェルは何者なのか。作品の中で明かされることはありません。様々な行動を匂わせで描いていますが、結局、レンチェルの本心を図ることができません。そのため、視聴者としては、かなりモヤっとした気持ちになってしまいます。途中までの展開はいかにも的なパターンで進みますが、最後の革新部分は謎で終わってしまうので、消化不良感は否めませんでした。
救いは、レイチェル・ワイズの演技力ですね。善悪のどっちとも取れる妖艶な美女を、そつなく演じていました。
作品として、少しだけ楽しめました。