重い腰を上げて足を運んで良かった。
過去作品は難解なものがあったり、芸術性が突出していたり、もちろん今回もすごく綺麗な絵や音楽の連続だったけれど心の底から訴えかけたい気持ちが前面に出ていたように感じた。
言葉ひとつひとつに集中して、気持ちを追うことにのめり込んだ120分。
母と子の関係の結末は、20代後半を迎えて何か監督自身に変化があったのかな、とか思ったり。
ラストシーン、ルパートがパートナーと笑顔で去る姿。その未来を作ったのはジョンの手紙。まさに死と生。
映画を通して訴えかけることで変化を生み出そうとする監督の熱量をとっても尊敬するけど、そんな力がなくても半径5mにいる身近な人を理解しようとすることで世の中少しは良くなるって言ってくれてる気がした。
取り急ぎメモ書き。
帰路のお供はbitter sweet symphony。