み

ジョン・F・ドノヴァンの死と生のみのレビュー・感想・評価

4.0
テレビシリーズに夢中な子供(子役)が、スーパーアイドル俳優にファンレターを書いたら、なんと文通が始まった!なんて夢のある(?)ストーリー。

クザヴィエ・ドラン監督が昔ディカプリオさんにファンレターを書いたエピソードから着想だと。想像したら可愛い、可愛すぎる…

突然死んでしまった俳優ジョン・F・ドノヴァンからの手紙から見えてくる、メディアで騒がれたスキャンダルと、言えなかった真実。彼のピュアさと生きづらさが切ない。(とくに今見るとくるものが。)
オーバードーズで死んだ彼は本当に自殺なのか?

子から見た母とか、セクシャリティのエッセンスは一貫して入ってるけど、今までより大衆が納得しやすくなっているよーな気がする。年齢を重ねた心境の変化なのか、一貫して描いてきたテーマをここでまとめる的なことなのか。

どうなるの次の作品!早く見たいー

いつものくせが足りないと言われればそうかもだけど、退屈では無いしとにかく新鮮だった。ストーリーテリングな進み方も初めてだし、英語だし、何よりお金がかかっていそう(ゲス目線)。みんなが見やすいぞ。附に落ちるぞ。感動するぞ。

スタンドバイミーはお涙的なのやりすぎ?とか思ったけど、リバー・フェニックスさんオマージュと後から知り、ほっ。
あと俳優にとってのカムアウトのハードルの高さは改めて突きつけられたな。今まで自然に同性愛カップル出て来てたけど。

複雑な心境を繰り返すこれまでの作品も好きだけど、ストーリー展開で見せるのも上手なのね、、同年代とはため息出る。
み