ピュンピュン丸

ハンガー・ゲームのピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)
4.3
生き残りのため殺し合いをさせられる所謂『○○ゲーム』ものという視点で観るべき作品ではない。全シリーズを鑑賞し、原作も1冊だけ読んでみて感じるのは、一言では言えない奥の深い作品だということ。映画のなかに表現される世界は現在我々が置かれている仕組まれた閉塞社会の比喩であり、生き残ることの意味と人間の尊厳が問いかけられており、そしていつしか観る者の心に『革命』の炎を宿される。

カットニスが第11地区の少女ルーを弔い、白い花をその墓に添えるシーンこそ、『ハンガーゲーム1』の、その後の続編の流れを予感させるクライマックスだ。

主役のジェニファー・ローレンスがふくよかで、まだ洗練されてない。妹のほうが圧倒的に美しかったりする(笑)。そこがいいんだけど。😁

ウディ・ハレルソン演じるヘイミッチがいい味出している。