あらすじ
支配階級の住むキャピトルと、12の隷属地区で構成された、近未来の独裁国家。
ここでは、年に一度、12の地区から男女一人ずつを選出し、最後の一人になるまで殺し合いをさせるという、ハンガーゲームなる行事が行われていました。
選手に選ばれた妹をかばう為、主人公の少女、カットニスは、自らこのゲームへの参加を志願します。
生き残る為には、サバイバルの能力はもちろん、ゲームに必要な物資はスポンサーによって提供される為、観客に好かれ、人気を得る能力も非常に重要になるということでした。
狩猟で培った弓の技術と、人を惹きつける魅力を武器に、カットニスはゲームに挑むのでありました。
感想というか文句
つまらなかったです。
スポンサーを得てゲームを有利に、とかの設定は凝っていて期待したのですが、サバイバルパートで活かされてましたか…?
自分にはそのようには全く感じませんでした。
サバイバルパートにも、ハラハラするような部分一切なし。
主人公達以外の選手が全員、あからさまなモブキャラとしてしか描かれていないので、どうやっても主人公を脅かすように見えないんですよね。
主人公包囲したら見張り一人も立てず眠ったり、相手を殺す気もなければ、生き残る気持ちすらあるように見えない。
対する主人公もそれほど頭を使って行動しているようにも見えず。
こういうのって、それぞれが必死に生きようとする姿を描くのが面白さじゃないんですか?
ゲーム自体も、トラブルによって、主催者が慌ててころころルールを変える、とかあって、とても長年続けられて来たものには見えない。
主人公達が最後にとった行動とかも、長年やってるなら普通想定されて対策も取られてるはずですよね。
前半たっぷり尺を取って説明した世界観を、後半のゲーム部分で全部台無しにしていくかのような作品でございました。