シギ

ハンガー・ゲームのシギのレビュー・感想・評価

ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)
3.3
国の政策で12地区24名の若者が、生き残りをかけて殺し合いをさせられる映画。

トゥルーマン・ショーの世界でバトルロワイヤルさせられる感じの話。

とにかく戦うまでが長い。
40分ぐらいずっと世界観の説明。

しかしハンガーゲームが始まってからは、丁寧な前振りのおかげで、人間関係も相まって面白くなってくる。

仲良しだろうと好き同士だろうと協定を結ぼうとも、生き残れるのは1人だけというルールでドラマチックに演出されていた。

アクションやグロで盛り上げるのではなく、あくまでも人間ドラマをメインに持ってきているので、バトルロワイヤルを想像しているとガッカリすることになる。

また、第74回大会にしては運営が杜撰。

スポンサーからの差し入れ制度や、運営が
プレイヤーを殺しかねない演出など、バトルロワイヤルの根幹を覆しかねない要素が多い。

スタート地点をあんな風にしたら、開始直後にほとんど死ぬやん!それぐらい、第2回大会ぐらいの会議で話し合っとけ!!

面白いのは面白いんやけど、
デスゲーム系の漫画や映画に慣れ親しんでいる人からすると、「サイコ系参加者」「過去の優勝者」「運営からの回し者」などの盛り上げ要員が不足していて物足りない。
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