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101匹わんちゃんII パッチのはじめての冒険のKOUSAKAのレビュー・感想・評価

3.6
ジャスパーの女装、普通騙されへんやろ😆‼️

『101匹わんちゃん』に続いて、遅まきながら『クルエラ』の予習のために鑑賞。

101分の1でしかない自分について、1人(1匹)思い悩むパッチがまず可愛すぎる☺️まさに自分探し、アイデンティティ問題やね〜。スマップの「世界に一つだけの花」的な。

今回のシリーズ2作目は、映画やドラマ制作の「業界裏側あるある」みたいなお話とか、芸術やアートの本質って一体何なの?みたいなシニカルな視点を、うまく子供向けのドタバタコメディにまとめ上げているのが魅力。

1作目の時点であれほどカッコよかったTVヒーローのサンダーボルトが、意外と自己顕示欲とプライドの塊みたいなキャラであることが明かされるわけですが、今回はそんな虚構のヒーローが、真のヒーローになる物語とも言えますね。

そんな中、相棒のリトル・ライトニングは、着々とサンダーボルトの後釜狙いの作戦を企てたりするし、芸能界って生き馬の目を抜くような世界なんだということがよく分かります。

敵役のクルエラと、ジャスパー&ホーレスのトリオは健在で、今回もとことんワンちゃんたちを追い詰めていくわけですが、胡散臭いと思ってた芸術家ラースの意外な反逆や、前作同様に動物の仲間たちの協力のおかげもあって、少しずつ巻き返されていきます。

お決まりのカーアクションも前作以上の見せ場をたくさん作ってくれますし、とにかく見所が沢山あって、今作も凄く面白かったです‼️

追記:そもそも前半の時点で、芸術家ラースの「ブチ」アートを見て、クルエラが「勝利の可能性」とともに「敗北の確信」って言ってしまってるのが、自ら放った「ネタバレ」みたいで可笑しかったな〜😆
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