ラブラドール

ノー・エスケープ 自由への国境のラブラドールのレビュー・感想・評価

3.5
メキシコからアメリカへの国境越え不正入国をテーマにしたフランス・メキシコ作品。

不正入国をするために国境越えしようとする10数名のメキシコ人が、正体不明の狙撃者に狙われて、次々と殺されていくなかで生き残りをかけて逃げながら入国を目指すサバイバルアクション作品でした。
最初から最後まで緊張感が続き楽しめました。

それにしても謎の狙撃者の腕がすごかったです。
最後までもともと何をしていた人なのか、何のために密入国者を狙撃するのかなどの詳細は不明のままでしたが、狙撃の腕前は相当のものでした。
ただ、主人公だけにはなかなか当たらないのですが(^^;)

こういう作品が作られたということは、このような密入国と、それを追う狙撃者が実際に存在するということなのでしょうか?
アメリカの公的な密入国警備の担当者なら、殺すまではしないと思うので民間の警備者、または趣味で警備をしている人のように感じました。

密入国した人は法的には国籍が不明ということで、何をしても(例え殺しても)罰せられないということなのでしょうか?
そのあたりの国際法の扱いについて詳しくないので、そのあたりの事がとても気になりました。