アルフォンソ・キュアロン監督のROMA鑑賞後は、息子さん監督作品を。お父さんもプロデュースしております。
顔が好きすぎなガエル・ガルシア・ベルナルと、背が高くて甘いマスクな極悪人、ニーガンことジェフリー・ディーン・モーガンの、壮絶な追いかけっこin砂漠。
様々な理由から、国境を越えてアメリカ入りしようとするメキシコ人と、そんな彼らを勝手に仕留めにかかるアメリカ人の、逃げ切れるか殺られるか、の物語です。
大半が速攻仕留められてしまった後の、シェパード「トラッカー」君の働きがすごい。見所はほとんどこのトラッカー君。トラッカー君が画面をはけてからの2人の戦いは、ともするとドリフターズのコントみたいです。志村!うしろうしろ!
非常事態宣言してまで壁を作ろうとしているアメリカ政府への皮肉のように受け取れなくもないけれど、スリリングさで言えば少し物足りないかも。
最初、あんなに遠距離からずばずば命中してたのに、主人公がプロットアーマーで守られすぎな後半が、なんとなく勿体無かったかな。後半にももちょっとスリル欲しかった。
あ、思い出したからメモメモ。
サスペリアのイッヌはじゃれすぎて牧歌的だったけど、こちらのトラッカー君は本気でガブガブしてるように撮影されてて迫力ありました。