『この先の人生が見えたら、選択を変える？』
SF系苦手で避けてた映画ですが、ある方のツイートで気になり鑑賞。深い。ただただ深い。
UFOのような謎の宇宙機と宇宙生命体が突如地上に現れ、それが何を求めているのか｢言語｣で解読するため駆り出された言語学者のルイーズの物語。めっちゃインパクトあるUFOみたいな宇宙生命体には、実はそんなに重きを置いていないのが今作のすごいところ。
正直あれがなんだったのかとか、あれと触れ合っていぇーいみたいな展開の話だと思ってたんだけど、そうじゃなかった。
宇宙生命体とは｢時間｣の概念が違うくて、宇宙生命体にとって時間は流れるものではなく瞬間瞬間をいつでも好きな時に見れる･体験できるものであるという概念(合ってるか微妙だけど)。
時間をループできるっていうイメージに近いのかな。だから地球に現れた謎の宇宙機も12箇所だったのかも。
最初｢？｣って思ってたシーンとかセリフも最後まで観ると意味がわかって理解できた。そしてその深さに感動した。
未来に何が起こるか分かっていても、｢今｣を生きるために、何かを愛する心に嘘をつかず自分に正直に生きることを選択したルイーズ。何が起こるか分かっていてもそんな選択をするんだから、何が起こるか分かっていない私だって、自分に正直に生きないといけないなと思わされた。未来が分かっていなくても大丈夫。自分の心に従えばきっと大丈夫だと思わせてくれた作品。
選択に迷うことがあればまた観ようと思った。
