Keizysoze

メッセージのKeizysozeのレビュー・感想・評価

メッセージ(2016年製作の映画)
4.2
【Arrival】
★★★★☆ 4/5点。 3.7
2月3日鑑賞。
2020年 17本目。
#2‎020映画メモ

SFで🛸出て👽出てくるけど
宇宙行かないし戦いもしない。
じゃあ何をやるのかというと
「対話」する。

対話が深まっていくうちに起こる
時の歪みとフラッシュバック。

実によく出来てる。

この概念がもし本当なら、
古代の文明で突如として消えた理由も
当時には有り得ないオーパーツの存在も
彼等の【あれ】を解読できたのかもしれないね。

と、色々妄想に耽れるおまけ付きの
「深い」映画です。


【メッセージ〜原題Arrival】
★★★★☆ 4/5点。
5月25日鑑賞。
2017年 27本目。
#‎2‎017映画メモ

最初と中盤と最後で印象が振り切れるくらい
激変した作品。

最初は過去の辛い体験を胸に
心に傷を抱える言語学者のお話。

導入が『インターステラー』『ガタカ』の様な、
“静かなSF”の模様。
そして、『ダヴィンチコード』のラングドン博士ばりの解読オファーに心浮き立つ。

中盤は未確認物体とのコンタクト。
ここでちょっと嫌いな展開になって来たので少し落ちる。さながら『ミスト』や『インデペンデンスデイ』のあの世界観。

ただ、そこからの彼等とのやりとりは
思わず見とれてしまう様な映像美。
『コンタクト』にビジュアルアートが加わったらこうなったみたいな。

そしてラスト。
本当にしてやられた。
超難解な概念が一気に花開く。
道中『?』と思う様な娘との回想や会話、
その他の伏線が一気に別次元で繋がった感じ。

キーワードは『時』と『武器』。

こういう感情持ったの久しぶりだわ。
事実を認識してから、前に進んだ彼女に
自然と涙が湧き出てくる。

これは間違いなく映画館で観るべきでしょう。
そして二回目が面白い類のやつ。

ただ、例の物体、
何回見てもばかうけネタを排除できなかったのが悔やまれた笑。

作品自体はばかうけというよりは
じわうけな感じかな。

この先十数年後に観返しても、
色褪せない概念が盛り込まれた名作です。
Keizysoze

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