天津甘栗

メッセージの天津甘栗のネタバレレビュー・内容・結末

メッセージ(2016年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画は回想の挿入から始まる。
と思いきやそうではない。

終盤、娘の顔が頭をよぎり、『この子、誰…⁈』とルイーズが呟いたときにこの物語のからくりが解け、さぶいぼ。
回想ではなく、未来予知だったのだ。
フラッシュバックならぬフラッシュフロント?うーん、ダサいな。何か良い言葉はないでしょうか。

ばかうけの数が12体というのが意味深。
時間の数、1年間の月の数、キリストの使徒の数、干支の数も『12』である。

また、異星人ヘプタポッドが記す墨文字はすべて、円。円は、無限、永遠、調和を示す。仏教においては悟りの象徴。
そして彼らの触手は星型に開く。星型は、戦争、愛、平和の意味を表す。

未知のものに対する恐れから、対話を諦め、安易に戦争と暴力を選択しようとする世界は、現実世界とリンクしていました。
シャン上将を説得した、妻の最期の言葉とはなんだったのでしょう。
天津甘栗

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