静かだがとても深いSF。
原題はarrivalですが、邦題は〝メッセージ〝に変えられています。いつもならなぜ変えたと失望することが多い中、この映画に関してはいいぞよくやったと観た後納得すると思います。
世界中に未確認飛行物体が突如出現し、未確認生命体と接触。よくあるSFならここですぐにでもエイリアンvs人類との大戦争が勃発するわけですが、この映画は一味違います。 なぜならいつまで経ってもエイリアンが攻撃をして来ないので人類も一旦冷静になり、まずは地球に来た理由を聞いてみることにしたんですね。 そこで言語学者の主人公の登場です。 エイリアンは独自の言語を使ってコミュニケーションを図ろうとしてきたので主人公を含む人類たちはどういう意味なんだと頭を悩ませ奮闘するわけです。 その過程がそれはもう丁寧に描かれているので言語ってこうやって翻訳されるんだと感嘆するほどです。
最終的に引っかかる部分も残してエンディングを迎えますが、ジェレミー・レナー目的で観たわりには引き込まれる新鮮なSF映画でした。 ジェレミーにプロポーズされたい人は観ましょう。
