このレビューはネタバレを含みます
人間の固定概念を覆してくれる作品の様な気がしました。
正に「時間という概念が違う」作品でした。
あの描き方をされると、多くの人はルイーズが何か辛い過去を抱えていているんだな、そう思ってしまうはず。
しかし、物語の最後にすべてが明かされたとき「そうきたか」と思わせてくれる作品でした。
彼らにとって我々はひどく滑稽で愚かな生物に見えるんだろうなと。
誰かの行為を変に深読みしてしまったり、誰かの好意を素直に受け止めることができ、憎しみあうことなく一緒に歩んでいける。
3000年後、我々は滅びることなくそんな豊かな生き物になれているんでしょうか。
彼らのメッセージは人間の在るべき姿を問われているような気がします。