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メッセージのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

メッセージ(2016年製作の映画)
3.7
『 まだ見ぬ時よ 』

映画における“楽しみ”というものを考えた時、それは「後ほど訪れる終幕」に想いを馳せる事なのかなと思います。そのまだ見ぬ時に想いを馳せ、映画を見、それがこちらの想像を遥かに越えるものだったり、想定を覆す幕を迎えた時に、その作品は強く心に刻まれるのではないでしょうか。

この映画は、まさに始まりからこちらにその“楽しみ”を期待させ、まだ見ぬその時に想いを馳せる想像力を掻き立ててくれる素晴らしいSFであり、そして何より娯楽作でした。

設定としては、観ている側に不安を感じさせてもおかしくない展開。しかしながら、主人公を通して希望を見出ださせ、どんどんと観る側を惹き付けていく。また、何より惹き付ける理由自体がとてもシンプルな「先が気になるから」という理由である事に、映画鑑賞における幸福感が増長されました😃

あと余談なのですが、原題の『Arrival』だと、どうしてもチャーリー・シーン主演の関節周りが特徴的な異星人映画を思い出してしまうので、この邦題で良かったと思います☺️

この映画は、派手な展開で魅せる映画ではない為、もしかしたら人によっては退屈と感じる作品かもしれません。ただ、ひとつ言える事は、観ている側に未来への希望を抱かせる力がこの映画にはあると思います。そして、ボクとしては主人公の選択に大きく頷く事になりました。人は生きていくにあたり、幸せな時を想起し、また訪れるであろうまだ見ぬその時に想いは馳せ、日々を乗り越えていくのだと思います。その点、この映画がきっかけになり前を向く事が出来たなら、まだ見ぬその時に想いを馳せる事が出来たなら、それだけでも素晴らしい事だとボクは思います🎬🐼✨


“未来~まだ見ぬ時代よ~”

まだ見ぬ時代(とき)よ
そこが素晴らしい場所であるよう
今はただ祈るしかない

いまだ見えぬ日に胸の不安を重ねあわせても
未来は見えてこないから...

悔しさでは何も前に進まないから
自分自身を見つめて
外の言葉に惑わされず
生きて行こう 今日を

まだ見ぬ時代よ
いつもこの胸に愛の炎を
燃やし続けられるのか

たとえば
この命が消え去っても
守りたい人がいる

まだ見ぬ時代よ
争いの渦は広がりながら
今も待ち受けているのか...

憎しみからは何も生まれてこないように
戦いは無意味なだけ
人は愚かな生き物でも
その心に 愛が

まだ見ぬ時代よ
せめて小さなこの微笑みを
決して絶やさないでくれ

たとえば
この命が消え去っても
信じたい事がある

まだ見ぬ時代よ
そこが素晴らしい場所であるよう
今はただ祈るしかない

たとえば
この命が消え去っても
守りたい人がいる

心の奥に描いた夢を紡いで時代が流れていく

Song by. TATUYA ISHII