未知との遭遇、異種交流…エイリアンを主題としたストーリー展開かと思いきやまさかの人間主体な物語。
言語にスポットを当ててたのが良かった！
人間の世界観や物事の捉え方は、使用する言語によって規定されるという「サピア＝ウォーフ仮説」…確かに言葉でラベリングというか型にはめて世界を理解する私達は、言葉で表現できる範囲内でしか世界を見れていないのかもしれない。
言語化不能なものもあるけれどそれはつまり理解不能という事であって、最終的には無理にでも言葉で型にはめようとしてしまうしね。
そうなると日本語は多種多様な表現方法があって良い感じ🤔
また、私の今まで観てきたエイリアン系映画だと大体が争いに発展してエイリアンvs人間の構図になり、お互いに理解し得ない存在という描かれ方が多かったので、今作のように共同し合う関係性が新鮮だった。
互いの理解に努め合う感じが良いね！
表義文字の表す「円環」の如く現在、過去、未来が入り混じる構成に最初は「？？？」って感じなんだけど話が進んで行く内にどんどん謎も氷解していって「なるほど！！」となるも切ないラスト。
