片腕ファルコン

ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出!の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

3.4
まず、ワタクシは何度となくレビューで『コワすぎ』という単語を使って参りました!!ちょっとずつ皆様の脳裏に刷り込みをしようと。。という事でそろそろ白石晃士監督の名も結構知れ渡った頃だろう。

満を持して皆に聞いてみた。
「ボクソールライドショー見に行かない?」

最初マジで
シーーーーーーーン...でしたよ!!!

そんな中、Yuki君だけがハッキリ行くと明言し、そっからどういう訳が気付けばメンバーが6人にまで膨れ上がって鑑賞しました!!

そもそも記念すべき日本初の4DX専用映画としてホラー映画が選ばれたって事で…本来であれば中田秀夫(リング)か清水崇(呪怨)が抜擢されるのが普通なんでしょうけど、白石晃士監督が選ばれました。これはどんなホラー映画監督よりもエンタメ性を熟知しているからなんであります!!

ホラー映画監督と書いてしまいましたが詐欺のようなもんで『コワすぎ』シリーズも『オカルト』も『ある優しき殺人者の記録』もホラーなんかではありません…あ、言っちゃった。導入がソレなだけであって後はぶっ飛び展開に爆笑する、が正解なんです!そのためには一緒に見る仲間、あるいは満席の会場が必要なんですねぇ。。


そんな感じで本作ですが……
白石晃士監督ファンの皆さん、、安心して下さい!!ブレてませんよ!!!

やってる事は『コワすぎ』と1ミリも変わらず。カメラマンはいつもの田代なので『コワすぎ』番外編と言えるでしょう。不穏な雰囲気から始まり、人が豹変、異次元ワールド突入、そして『ある優しき殺人者の記録』で培った1カット風テクニックを駆使して25分間のノンストップ体感型ムービーに仕上がってます。

そして何と言っても4DXという特徴を活かして、POVのカメラの揺れに合わせた座席の揺れ、こめかみをかする風、押される背中、何度なく降りかかる水しぶき、降り注ぐ雨、異次元空間のシャボン玉など至れり尽くせりで4DXを十二分に堪能させてくれます。噂の匂いが何故かしなかったのが気になります。故障でしょうかね。。

そして、私事ですが三半規管が人一倍弱く、開始1分くらいで早くも酔いました。。正直危なかったです。酔い止め飲むべきでした。酔いやすい方、いつも以上の4Dなので酔い止めをオススメします。

さて、、、一緒に見ていたみんなの様子はどうだろう…
ニヤついて人、顔を覆っている人、楽しんでいるね。。

いや違う。
苦笑いに、顔を濡らしたくないから防いでただと!?

一緒に見てたメンバー
Yuki君………3.6!(*´∀`*)
よにだ嬢……2.5!( ̄д ̄;)
ゆにゃ氏……2.0!(-""-;)
裕君…………1.2。。(-_-)


確かに……確かにある時まで僕の人生のワースト1は白石晃士監督の『ノロイ』でしたわ。。その時は白石晃士監督の持ち味が全く分かってなかったんですな。つまり、この監督は一見さんお断りな監督なのかもしれないですね。←この時点でマズイんでしょうけど。。

なので『コワすぎ』(何回言ってんだ)や最近の白石監督で免疫ができてる方は必ず楽しめるはずです!!
お馴染みの工藤DとAD市川も敵キャラで登場しております!

昨今、映像のクオリティが上がってしまったせいで逆に昔ながらの純粋に恐怖だけで見せれる力が邦画にはなくってしまいました。中田秀夫や清水崇の時代が終わったのです。本当はちょっと前から来てますが、2016年は間違いなく白石晃士監督の時代の到来です!
『貞子vs伽椰子』も大いに期待して大丈夫でしょう(一見さんお断り)

※ところでオオトリの亜ル姉さん4.※付けてくれるんだろうなぁ。。